「厳島神社の魅力は?」
「実際の雰囲気はどんな感じ?」
この記事はそんな方に向けて書いています。
観光サイトでその地域に魅力を感じても、実際に行ってみると残念だっというケースもあります。
そこで国内23の世界遺産を制覇し年間50回以上国内を旅行する筆者が、厳島神社の魅力と感想を一眼レフならではの写真とともにお届けします。
実際の雰囲気を感じ取っていただき、観光の参考になれば嬉しいです。
厳島神社の基本情報
厳島神社は瀬戸内海に浮かぶ神の島・厳島(宮島)に立つ神社です。
海辺に立つ大きな鳥居と豪華な社殿が特徴で、海辺に立つ神社は世界的に見ても珍しいです。
フェリーを利用して厳島にわたる必要があるのでアクセスが悪いですが、朱色の美しい社殿と自然との一体感は非常に神秘的で一見の価値があります。
なぜ厳島神社が世界遺産に登録されたのか知りたい方は以下の記事をご覧ください!!
施設名:厳島神社
住所:広島県廿日市市宮島1-1
交通:JR西日本「宮島口駅」もしくは広島電鉄「広電宮島口」で下車し、フェリー10分、徒歩15分
電話番号:0829-44-2020(厳島神社社務所)
時間:6:30~18:30(季節変動あり)
料金:大人(18才以上)300円、高校生 200円、小中学生 100円
定休日:なし
駐車場:なし
HP:http://www.itsukushimajinja.jp/index.html
厳島神社の場所
厳島神社へのアクセス
車での行き方
- 山陽自動車道 廿日市ICより宮島口へ(所要時間:約15分)
- 山陽自動車道 大野ICより宮島口へ(所要時間:約15分)
電車での行き方
- JR西日本「宮島口駅」もしくは広島電鉄「広電宮島口」で下車
- 徒歩で「宮島口桟橋」へ(所要時間:約1~5分)
- フェリーで宮島桟橋へ(所要時間:約10分)
- 徒歩で神社入り口へ(所要時間:約15分)
東京から広島空港へ、広島駅周辺で1泊
私は羽田空港から広島空港に行き、リムジンバスでJR広島駅を目指しました(約45分)。
さすがに1日では厳島神社の観光時間が確保できないので、広島駅周辺で1泊しました。
翌日の早朝に厳島神社へ向かう
翌日の早朝に広島駅から山陽本線でJR宮島口駅に向かいます(約27分)。
厳島に向かうフェリー乗り場「宮島口港」は、JR宮島口駅から徒歩5分ほどです。
私は朝6時代の始発フェリーに乗船したので貸し切り状態でした。
約10分ほどフェリーに乗れば厳島へ到着します。
さらに15分ほど歩くと厳島神社に到着です。
厳島神社にも観光客が一人も見当たらず貸し切り状態でした。
朝一番で向かうと観光客は比較的少ないのかもしれません。
厳島神社の境内へ
いよいよ厳島神社の境内に入ります。
人のいない世界遺産・厳島神社を写真で堪能していただければと思います。
社殿入口
寝殿造を応用した美しい社殿に朝日が差し込んでいます。
静まり返った境内は非常に厳かな雰囲気で、まさに世界遺産といった印象です。
社殿入口にも観光客はいません。
厳島神社を独り占めできるなんて非常に贅沢な時間です。
客神社
入口を入ってまず最初に通るのが客神社です。
客神社では、天忍穂耳命・天穂日命・天津彦根命・活津彦根命・熊野櫞樟日命の5柱の男神を祀っています。
まずは客神社をお参りして神殿内を回ります。
東廻廊
東廻廊を歩くと鳥居が望めます。
朝早いのでまだ潮が満ちています。
太陽が海面に反射して廻廊の天井を照らしています。
これも海辺に立つ神社だからこその風景です。
平舞台
屋根のない平板の場所は、舞楽の奉納などに使用される「平舞台」で、インドや中国など大陸から伝わった舞楽などが踊られていました。
平舞台からは鳥居を正面に望むことができます。
また平舞台からは五重塔も望むことができます。
五重塔は、宮島にある寺院で最も歴史が深い「大本山大聖院」の子院にあたる「金剛院」のものでしたが、明治初年の廃仏毀釈や神仏分離の激動の中で厳島神社の管理に移されました。
本殿
2礼2拍手1礼の作法に則って、本殿でお参りをします。
本殿では神職の方がお祈りしています。
西廻廊
最後は西廻廊を通って社殿の外にでます。
時間の経過と共に潮が引いているのが分かります。
潮の満ち引きはあっという間でした。
厳島神社五重塔へ
最後は厳島神社社殿から少し離れた丘の上に立つ、赤色の五重塔に向かいました。
丘の上からは厳島神社の社殿が見下ろせます。
室町時代(1407年)に建てられた五重塔は、高さ27.6mで和様と唐様(中国のデザイン)が合わさった珍しい建築です。
厳島に訪れた際にはぜひ寄ってみてください。
厳島神社の観光に必要な所要時間
厳島神社の観光に必要な時間は、サクッと見学するのであれば30分程度です。
ゆっくり見学した場合でも1時間程度あれば十分です。
ただし、潮の干潮の両方を見たいのであれば6時間程度必要です。
潮の満ち引きは日によって異なりますが、おおよそ6時間ごとに繰り返しているので6時間滞在すれば1日で両方を見ることが出来ます。
大鳥居まで歩きたい方や潮干狩りを楽しみたい方は、干潮時刻の前後1,2時間を目安に行くといいでしょう。
海に浮かぶ厳島神社を見たい方は、満潮時刻に行く必要があります。
ただし、厳島神社だけで6時間滞在するというのは難しいです。
近くには厳島神社五重塔や、世界遺産である弥山がありますのでそちらに足を延ばしてみるといいと思います。
ざっくりと所要時間は以下の通りです。
- 宮島フェリー往路(10分)
- 宮島フェリー乗り場ー厳島神社(15分)
- 厳島神社に参拝(40分)
- 厳島神社の五重塔(40分)
- 宮島ロープウェイ(40分)
- 弥山登頂(2時間)
- 参道観光(60分)
- 宮島フェリー復路(10分)
厳島神社の口コミ
厳島神社の良い口コミや悪い口コミを紹介します。
良い口コミ
- 社殿が美しい(30代男性)
- 静かで参拝しやすい(40代男性)
- 厳島神社は本当に感動した(40代女性)
- 神秘的で何度訪れても飽きない(50代女性)
悪い口コミ
- 改修工事で海に浮かぶ鳥居が見れない(50代男性)
- 外国人観光客が多い(30代女性)
- 厳島神社は300円の観覧料を払うほど中で見るものがないから大鳥居の鑑賞だけで十分(30代女性)
役立つ口コミ
- 干潮になっても地面はグチャグチャ(30代男性)
- 鳥居まで歩く場合は底が厚い汚れてもOKな靴で行くべき(20代女性)
- 鳥居の改修工事は終了の目途が立っていないので注意(40代女性)
潮の満ち引きを事前に調べた方がいい(50代女性)
厳島神社はこんな人におすすめ
厳島神社は、
- 日本史に興味がある
- 日本ならではの神社建築に興味がある
- 海に浮かぶ美しい社殿を見てみたい
という方におすすめです。
海に浮かぶ世界的に見ても珍しい社殿は一見の価値ありです。
観光地には行ってがっかりという場所も少なくありませんが、厳島神社は実際に行ってみて本当に良かったと思える場所でした。
まとめ
厳島神社は海の上に浮かぶ鳥居や朱色の社殿が非常に美しいです。
少しアクセスしづらいですが何度でも足を運びたくなる名所でした。
以上、<【神秘】厳島神社の魅力と見どころは?実際に行ってみた感想!>という話題でした。