ライブラリーモジュールでは写真に目印をつけて分類することができます。一定のルールに従って写真に目印をつけることで、必要な写真だけを表示したり検索したりすることができるので、写真を整理するときや現像するときに大変便利です。
目印の種類(カッコ内は主な用途)は、
- フラグ(採用・除外)
- レーティング(お気に入り)
- カラーラベル(ジャンル)
の3つがあります。
この記事ではそれぞれの一般的な使い方について説明します。しかしこれらの目印は自分が使いやすいようにルールを設定して使用することをおすすめします。
写真に目印をつけて分類する
フラグ
フラグは採用フラグ(白)と除外フラグ(グレー)の2種類があり、主に写真の採用・非採用を決定するために使用されます。

フラグをつける方法は3つあり、ショートカットキーを使うのが一番簡単です。
《方法1(おすすめ)》
- 複数の写真を選択する
- 採用フラグはAキー(S”A”IYOのAと覚える)
- 除外フラグはXキー(除外のバツと覚える)

《方法2》
- 複数の写真を選択する
- 左上のフラグにポインターを合わせる
- フラグをクリックする(採用フラグのみ)

《方法3》
- 複数の写真を選択する
- 表示からフラグを選択
- 採用・除外を選択


除外フラグをつけた写真は半透明のサムネイル表示に変わります。
レーティング
レーティングは星の数で写真を評価します。お気に入りの度合いなどによって0から5個の星をつけておくと、「同じ星の数」や「一定の星以上/以下」の写真を選別して表示することができます。

レーティングをつける方法は3つあり、ショートカットキーを使うのが一番簡単です。
《方法1(おすすめ)》
- 複数の写真を選択する
- 星の数のテンキーを打つ
★無し→0キー
★1→1キー
★2→2キー
★3→3キー
★4→4キー
★5→5キー

《方法2》
- 複数の写真を選択する
- 下のレーティングにポインターを合わせる
- レーティングをクリックする

《方法3》
- 複数の写真を選択する
- 表示からレーティングを選択
- 星の数を選択


カラーラベル
カラーラベルは写真に色をつけて分類します。グリッド表示にするとカラーラベルによって容易に区別することができます。Lightroomには7色のカラーラベルが存在します。

カラーラベルをつける方法は3つあり、ショートカットキーを使うのが一番簡単です。
《方法1(おすすめ)》
- 複数の写真を選択する
- カラーラベルのテンキーを打つ
レッド →6キー
イエロー →7キー
グリーン →8キー
ブルー →9キー

《方法2》
- 複数の写真を選択する
- 下の小さい長方形をクリックする
- カラーラベルの色を選ぶ

《方法3》
①複数の写真を選択する
②表示からカラーラベルを選択
③カラーラベルの色を選ぶ


カラーラベルには自由な名前を割り当てることができます。
- メタデータメニューのカラーラベルセットから編集を選ぶ
- 変更したいカラーのテキストボックスにテキストを入力
- 変更をクリック


属性フィルタを使って写真の表示・非表示を設定する
ライブラリモジュールの属性を使うことで、フラグ・レーティング・カラーラベルの種類によって写真の表示/非表示を切り替えることができます。

フラグの種類で切り替える
「フラグ付きのみ」をオン
フラグのついた写真を表示し、フラグのついていない写真は非表示
「フラグなし」をオン
フラグのついた写真を非表示し、フラグのついていない写真を表示

レーティングの数で切り替える
星の数と等しい/以上/以下を選択します。

カラーラベルの種類で切り替える
表示させたい色をクリックします。

使い方一例を紹介
私が普段使用している使い方を紹介します。
ステップ1 フラグで採用・除外を決定
まずフラグをつかって写真の採用・除外を決めます。Lightroomに写真をすべて取り込んだ後は一度すべてAキーで採用フラグを立てます。その後一枚一枚写真を確認しながら、ピントが合っていなかったりブレていたりする写真にXキーで除外フラグをつけて除外していきます。
一通り確認が終わったらXキーで除外した写真はLightroomから削除します。そして採用フラグをつけた写真のみに絞り、現像処理をするかどうかの選定を行います(ステップ2へ)。
ステップ2 レーティングで現像する写真を決定
ステップ2 で採用の写真を絞り込んだら、続いてレーティングをつかって現像する対象の写真を決定します。フラグではふるい落とせなかった写真をステップ2 でさらに絞っていきます。
似たような写真の中で構図・露出ともに現像処理に値すると判断したものには、★1をつけます。それ以外は現像の対象とはしません。
★1をつけたものだけを表示させ、現像処理に移ります。現像処理が完了したら完成度に応じて星をつけていきます。
したがって私のレーティングの使い方は以下になります。
★無し:現像対象ではない
★1:現像対象
★2:現像処理完了/いまいち
★3:現像処理完了/普通
★4:現像処理完了/よくできた
★5:現像処理完了/最高の1枚
カラーラベルは細かくジャンル分けしたいわけではないので、私は使用していません。
目印の使い方に決まったルールはなく、人それぞれです。何度も悩みながら自分が納得できるレーティングを見つけてください。
まとめ
フラグ・レーティング・カラーラベルの使い方はいかがだったでしょうか。これらの目印を活用したLightroomの整理はまずマイルールを決めることが第一歩です。あとからでもルールの変更は可能ですので、使いやすいように用途を決めていってはいかがでしょうか。
以上。「Lightroomでフラグ、レーティング、カラーラベルを活用しよう」という話題でした。
>>【徹底解説】初心者向けまとめ!Lightroom Classicの基本と使い方
