【おすすめ8選まとめ】一眼レフの明るいレンズは中華系がとにかく安い!!

【おすすめ8選まとめ】一眼レフの明るいレンズは中華系がとにかく安い!! カメラ雑記

「キットレンズ以外のレンズを使ってみたい」と思うものの一眼レフのレンズって高いですよね。私もキットレンズしか持っていない時は、表現の幅が広がらず「一眼レフってそんなに面白くないな」と思うようになってしまいました。

しかし明るいレンズを1本買った時から表現の幅が大きく広がり、一眼レフでの撮影が楽しくなったのです。

そこでおすすめするのは近年人気を集めている中華系レンズです。メーカー純正のレンズは高額ですが、中華系レンズは価格が安くお手頃に始めてみたいという方にぴったりのレンズです。

もちろん解像度などは純正メーカーのレンズに及びませんが、日常使いや作品づくりにも通用する必要十分な性能を持ち合わせています。

中華系の格安な明るいレンズ8選をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

スポンサーリンク




中華系レンズの強みは安いこと

最新設計のレンズは非球面レンズや特殊低分散ガラスなど特殊硝材が当たり前に使われるようになり、価格の高騰が著しいです。とくに明るく高性能な純正メーカーのレンズは数十万円の価格が当たり前で、簡単に手を出せるものではありません。

そこでおすすめしたいのが中国製や台湾製の中華系レンズです。数年前まではお粗末なつくりのレンズが多かったものの近年は高級感がある外観になり、レンズ性能も飛躍的に向上しました。

中華系レンズの最大の強みは価格が安いことであり、純正メーカーであれば数十万円するようなレンズでも数万円で購入することができます。開放F1.4より明るいレンズでも2~3万円、高いものでも6万円、安いレンズだと1万円を切るレンズまで登場しています。

安価なレンズですが、解像度は日常使いには十分すぎるほどなので、近年人気を集めています。

>>【面白み倍増】明るいレンズのメリット・デメリットとは

中華系レンズ購入の注意点

中華系レンズを使用する上で一番注意しなければならないのは、ほとんどのレンズでオートフォーカスが使えないということです。そのためマニュアルでピントを合わせる必要があります。

稀にオートフォーカスが使えるレンズがありますが、ほとんどのレンズではマニュアルフォーカスしか使えないと思ってください。

中華系レンズの代表メーカー

中一光学(Zhongyi Optics Electronics)

中一光学ちゅういちこうがくは中国の瀋陽に本拠地を置く光学機器メーカーです。1984年に設立されたメーカーで30年の歴史があります。中華系カメラメーカーの中では最大手・老舗のメーカーでAmazonでも高評価レビューも多く安心感があります。

価格は割と高めで高級レンズに位置しますが、その分品質にも定評があります。安価なレンズも取りそろえているので初心者にもおすすめです。

七工匠(7Artisans)

七工匠しちこうしょうは中国深圳の光学メーカーで低価格のレンズを販売しています。また単焦点レンズのみを販売しておりズームレンズは販売していません。すべてのレンズがオートフォーカスに対応していないのでマニュアルでピントを合わせる必要があります。

圧倒的にリーズナブルな価格でレンズを販売していますが、評判も上々です。「解像度が悪い」「収差が少ない」などといった口コミも見られますが、そもそもスペック重視で勝負しているメーカーではないのでそこは仕方がないでしょう。

オールドレンズのような独特な雰囲気になることでも人気なので、ノスタルジックな写真を撮影したい場合にはおすすめです。

YONGNUO

YONGNUOヨンヌオは、中国広東省深セン市にある撮影機器のブランドです。カメラレンズだけではなく、テレコンバーター、カメラ用フラッシュ、ケーブルレリーズ、その他の写真機器を製造しています。

オートフォーカスが使えるレンズも販売している珍しいメーカーです。

銘匠光学(TTArtisan)

銘匠光学めいしょうこうがくは、中国広東省深セン市にある光学メーカーから誕生した新しいレンズブランドです。高性能なライカMマウントレンズをはじめミラーレス用の交換レンズを開発し人気を集めています。

LAOWA

LAOWAラオワは、2013年に起業した光学メーカーVenus Opticsが展開するレンズブランドです。2016年の日本上陸以来、小型の超広角レンズ、高倍率マクロレンズなどライバル不在の個性派ラインナップで独走しています。

KamLan

KamLanカムランは台湾の新進気鋭レンズメーカーです。2019年1月に日本に上陸し、歴史は浅いものの高性能なレンズを低価格で展開する注目のメーカーです。

中華系の明るいレンズおすすめ8選

魚眼/マクロレンズ

銘匠光学(TTArtisan) 11mm f/2.8 Fisheye

銘匠光学(TTArtisan) 11mm f/2.8 Fisheye
レンズ構成7群11枚
フィルター径装着不可
最大径67mm
長さ89mm
質量510g
最短撮影距離17cm
対応イメージセンサーフルサイズ
マウントソニーE、キヤノンRF、ニコンZ、ライカL
オートフォーカス使用不可
参考価格29,700円

対角線方向に180度の超広視野角を備えた魚眼レンズです。マニュアルフォーカスですが画質バツグンで、周辺部まで高い解像力で表現することができます。開放F2.8の高い描写力でハイクオリティな写真や動画を撮影できます。

7群11枚のうち、特殊低分散ガラス1枚、高屈折低分散ガラス4枚という特殊光学部材をふんだんに使った贅沢仕様で、フ ィッシュアイレンズにありがちな画面周辺のパープルフリンジ(高輝度部分に隣り合った低輝度部分に紫色やマゼンタ色の偽色が出る現象)もさほど多くなく解像性能も秀逸なレンズです。

逆光耐性にも優れていてゴーストも軽微ですが、強い光源に対する光芒があまり伸びないので光芒を活かした撮影には向いていません。

LAOWA 65mm F2.8 2X Ultra Macro APO

LAOWA 65mm F2.8 2X Ultra Macro APO
レンズ構成10群14枚
フィルター径52mm
最大径57mm
長さ100mm
質量335g
最短撮影距離17cm
対応イメージセンサーAPS-C/マイクロフォーサーズ
マウントソニーE、ニコンZ、キヤノンEF-M、マイクロフォーサーズ
オートフォーカス使用不可
参考価格53,820円

APS-C/Mフォーサーズ専用の中望遠マクロで最大撮影倍率は2倍(フルサイズ換算で3倍)という大きさです。特殊低分散ガラス3枚を使用したインナーフォーカス方式のマクロレンズで、絞り開放から軸上色収差が極めて少ないのが特徴です。

《インナーフォーカス方式とは》
レンズの中間グループ(群)だけを動かしてピントを合わせるレンズのこと。後群だけを動かすものはリアフォーカスと呼ぶ。動かす部分が小さいので軽量化でき、ピント精度も高くしやすい。

《軸上色収差とは》
可視光線はいろいろな光からなっているので、波長の違いから焦点を結ぶ位置が光ごとに異なる。そのため写真を撮った際にピント面以外でマジェンダ(ブルー+レッド)やグリーンなどの色がにじみ出てしまう現象のこと。大口径の望遠レンズなどで発生しやすい。

七工匠(7Artisans) 60mm F2.8 Macro

七工匠(7Artisans) 60mm F2.8 Macro
レンズ構成7群8枚
フィルター径37mm
最大径65mm
長さ100mm
質量530g
最短撮影距離26cm
対応イメージセンサーAPS-C/マイクロフォーサーズ
マウントソニーE、キヤノンRF、ニコンZ、富士フイルムX、キヤノンEF-M、マイクロフォーサーズ
オートフォーカス使用不可
参考価格19,800円

APS-C/Mフォーサーズ専用の中望遠マクロで最短撮影距離は26mmです。2万円を切る価格でありながら解像度も十分で柔らかいボケが得られるレンズです。ヘリコイドの動きも適度なトルクがかかっていてスムーズなマニュアルフォーカス操作が可能です。

格安で小型軽量な単焦点レンズ

七工匠(7Artisans) 25mm F1.8

七工匠(7Artisans) 25mm F1.8
レンズ構成5群7枚
フィルター径46mm
最大径60mm
長さ37cm
質量150g
最短撮影距離18cm
対応イメージセンサーAPS-C/マイクロフォーサーズ
マウントソニーE、富士フイルムX、キヤノンEF-M、マイクロフォーサーズ
オートフォーカス使用不可
参考価格9,900円

換算35.7mmの画角で最短撮影距離は18mmと短く使い勝手のいい準標準レンズです。絞り開放からの解像が安定していて軸上色収差などの色のばらつきも気になりません。なにより1万円以下という価格が嬉しいです。外観も重厚感があり格安レンズという印象は受けません。中華系レンズの最初の1本として非常におすすめです。

銘匠光学(TTArtisan) 35mm F1.4 C

銘匠光学(TTArtisan) 35mm F1.4 C
レンズ構成6群7枚
フィルター径39mm
最大径56mm
長さ50cm
質量180g
最短撮影距離28cm
対応イメージセンサーAPS-C/マイクロフォーサーズ
マウントソニーE、ニコンZ、ライカL、富士フイルムX、キヤノンEF-M、マイクロフォーサーズ
オートフォーカス使用不可
参考価格8,910円

換算37.5mmの画角で最短撮影距離は28センチで、花やテーブルフォトなどクローズアップ撮影に適しています。開放F1.4の明るさでありながら9,000円を下回る価格というのが驚きです。解像も十分で、上質な外観とコンパクトさから使い勝手がいいお買い得レンズです。

銘匠光学(TTArtisan) 50mm F1.2 C

銘匠光学(TTArtisan) 50mm F1.2 C
レンズ構成5群7枚
フィルター径52mm
最大径62mm
長さ55cm
質量335g
最短撮影距離28cm
対応イメージセンサーAPS-C/マイクロフォーサーズ
マウントソニーE、富士フイルムX、キヤノンEF-M、マイクロフォーサーズ
オートフォーカス使用不可
参考価格13,950円

F1.2の明るさで15,000円以下という驚愕の価格です。絞り開放での描写は周辺で若干解像が低下するものの、中央付近のピント面は解像が整っています。多少軸上色収差による色づきが出てしまいますが、ボケも十分に表現されており価格を考えると十分な性能です。

開放絞りF1.0大口径レンズ

KamLan 50mm F1.1 II

KamLan 50mm F1.1 II
レンズ構成6群8枚
フィルター径62mm
最大径72mm
長さ68cm
質量563g
最短撮影距離40cm
対応イメージセンサーAPS-C/マイクロフォーサーズ
マウントソニーE、富士フイルムX、キヤノンEF-M、マイクロフォーサーズ
オートフォーカス使用不可
参考価格27,720円

開放F1.1という明るさの大口径レンズです。最短撮影距離は40cmで、換算75mmの望遠レンズとしては被写体にかなり寄ることができます。そのため開放F1.1と望遠を活かして大ボケが楽しめます。

中一光学 35mm F0.95 II

中一光学 35mm F0.95 II
レンズ構成8群11枚
フィルター径55mm
最大径62mm
長さ58cm
質量410g
最短撮影距離35cm
対応イメージセンサーAPS-C/マイクロフォーサーズ
マウントソニーE、富士フイルムX、キヤノンEF-M、マイクロフォーサーズ
オートフォーカス使用不可
参考価格58,500円

F1.0を下回るF0.95という驚きの大口径レンズです。大口径になればなるほど大きく、また重たくなりますが、質量は410gとかなり小型につくられています。軸上色収差がでることがありますが、F0.95の大ボケを楽めるので購入する価値はあるレンズです。

まとめ

中華レンズの紹介はいかがだったでしょうか。中華レンズのすごいところは明るいレンズにも関わらず小型軽量化されていて、価格も驚くほど安いということです。

もちろん細かい描写力は純正レンズに及びませんが、それでも必要十分な性能を持っていますし、何より安くて楽しめるレンズであることは間違いありません。興味のある1本を見つけて購入してみてはいかがでしょうか。

以上、<【おすすめ8選まとめ】一眼レフの明るいレンズは中華系がとにかく安い!!>という話題でした。

タイトルとURLをコピーしました